旧ツイッター「X」“有料化”?マスク氏の狙いと“本気度”は? 専門家「有料化でスレッズに流れる可能性も」【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

旧ツイッター「X」のオーナー、イーロン・マスク氏が「X」の有料化を考えている事を明らかにしました。なぜ、このタイミングなのか?ユーザーからは、困惑の声です。

■「X」なぜ、有料化の話が?

小笠原亘キャスター:
旧ツイッターは、一般ユーザーは基本的に無料で、世界の利用者数は約2億2900万人(2022年1~3月期)。日本の利用者数は、アメリカに次いで2番目に多い。
そのツイッターを、2022年10月に、イーロン・マスク氏が買収。そして、2023年7月に、「X」に名称が変更になりました。そのタイミングで、月額8ドルの有料サービスで、認証マークを付与するということがありました。

なぜ、また有料化の話が出てきたのか。
18日、イスラエルのネタニヤフ首相との対談で、マスク氏が、「『X』の使用に当たって、少額を課金する方向に移行している」と話した。

具体的な時期や、金額については明言していませんが、利用者側からは困惑の声が上がっています。

■「X」もし“有料化”したら、利用する?聞いてみた(※Nスタ調べ)

もし「X」が有料化したらどうしますか?と、51人にアンケートをとりました。
半分以上の27人が利用しないと、はっきり答えました。
料金次第では利用してもいいかなという人が21人。
利用しますと答えた人が3人いました。

利用すると答えた24人に、いくらなら利用しますか?と聞いてみましたが、月額100~200円という声が多かった。ある20代の女性は、「仕事で使うので、月額1000円でも使います」と話していました。ちなみに、Nスタの20代の女性スタッフには、「私、“推し活”で絶対使いますから1500円でも払います」という人もいました。

■有料化は、悪質な“ボット”対策のため

なぜ、このタイミングで有料化をするのか。
大量に自動投稿するプログラム“ボット”というものがあって、「X」は、これに悩まされているということです。ボットには、詐欺だったり、世論操作だったり、悪い目的のものがあり、マスク氏は、かねてから問題視していました。対抗するには、有料化しか思いつかない、ということをネタニヤフ首相との対談で言っていた。

徳島大学の石田基広 教授によると、AIで、ボットを見分けることが可能なんだそうです。ただし、「X」の場合、対策にまだ若干の遅れがあるそうです。さらに、マスク氏が買収したときに、大量の解雇があって、エンジニア不足に陥っているということで、かなりお金をかけなければいけないだろうということです。

マスク氏の本気度について、国際大学の山口真一 准教授によると、ビジネスとして考えた場合には、有料化しない可能性が高いのでは、と見ているそうです。もし有料化となれば、ユーザーは激減して、価値が下がる可能性もある。いま、インスタグラムのメタ社が運営する、無料の「スレッズ」があるので、そちらにどんどん流れていく可能性もあるのではないかということです。しかし、「マスク氏は気分屋で、発言だけでは、本気かどうかわからない」とも話していました。

井上貴博キャスター:
会社としての公式見解は出てこないですし、マスク氏も、全ユーザーを有料化するとまでは別に言っていない。調べてみると「X」は、2割ぐらいが投稿して、残り8割は見るだけ。有料にすると、見るだけの8割は、離れやすいんだろうなとは感じる。

萩谷麻衣子弁護士:
民間企業なので、どういう形で営利追求するかというのは、企業判断。ボット対策に、人件費をかけられないというなら、有料化もあり得るでしょう。有料化することによって、ヘイトスピーチが減っていく可能性もあると思うが、利用者が減れば、広告主は去っていく。

ホラン千秋キャスター:
ただでさえ、マスク氏が買収してから、広告収入が激減している。もしかしたら、AIでボットを見分けるために、収益から補填するのに有料化しなければならないっていう意見がある。実は、私のボットってあるんですよ。私は「X」はやっていないんですけど、“ホラン千秋ボット”っていうのがあって、それがボットだと気付いていない人が、毎日、おはようって言ってくださっているんですが、私じゃないんだよって言いたいんですけど言えないっていう…

井上キャスター:
防災情報を、公共機関が出すのは、無料であるべきですし、そこは難しいなと思いますね。

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